ツムツムを楽しむ上で、コインってとても大事ですよね。強いツムを手に入れるためのプレミアムボックスもピックアップガチャも、スコアを出すためにアイテムを使うのも、すべてコインが必要です。コインを効率よく稼ぐのは、ツムツムを楽しむ上での永遠の命題とも言えるでしょう。
そこで気になるのが、500コインで使用できる「+Coin」アイテム。「コイン?%ボーナス」と説明がありますが、実際にどの程度プラスなのか、損するのか得するのか調べてみました!
※この記事では『「数字」が読めると本当に儲かるんですか?』という本に沿ってツムツムを解説しております。
「数字」が読めると本当にツムツムで儲かるんですか?
今更だけど一応簡単にツムツムの説明
『LINE:ディズニー ツムツム』(LINE Disney TSUM TSUM)は、NHN PlayArt株式会社が公開している無料のスマートフォン向けゲーム・アプリケーション、LINE GAMEの一つである。2014年1月29日サービス開始。
wikipediaより引用
というわけで、一言で言うとディズニーキャラが出てくるスマホ向けのパズルゲームです。
ディズニーのキャラクターという鉄板のブランド、簡単で遊びやすいゲーム性も相まって、非常に裾野の広いゲームである…というのは言うまでも無いことだと思います。
ツムツムではコインが非常に重要
ツムツムではコインというゲーム内で使用する通貨があり、プレイすると獲得できます。
これが、最初のうちは1回のプレイで200~300コイン程度しか稼げないのですが、強いツムを手に入れると1回のプレイで2000コイン以上、色々な技を駆使すると10000コイン以上手に入ったりします。
ここで重要なのは強い、コインを稼ぐのに適したツムを手に入れるということです。
そして、強いツムを手に入れるには、1回30000コインのランダムのくじ引きをしないといけないということです。
30000コインを稼ぐためには、1回のプレイで稼げるコインが多いに越したことはありません。
ところが、最初のうちはそんな簡単にたくさんのコインを稼ぐことは出来ません…どうしたらいいかと考えていると出てくるのが、この画面です。
「+Coin」そうか、これか!!
「+Coin」でコインを稼ぐ
どうやら「+Coin」というアイテムを500コインで使うと、獲得できるコインが?%増えるようです。
それは分かりましたが、?%が1%なのか50%なのか、はたまた100%か分からないのに、500コインを使うのは少々危険なような気がします。
つまりこの500コインを経費と考えると、?%の部分が500コインを超えないと、赤字になってしまいます。
こういった経費を変動費というそうですが、ここではどうでもいいことです。
そこでまず、この?%の部分を可視化することにしました。
偉そうな言い方をしていますが、プレイの結果を書き留めていくだけです。
「+Coin」の平均倍率を出してみた
というわけで、ひたすらツムツムをプレイし、「+Coin」を使用したときにどの程度コインがプラスされるのか調べてみました。
ツムツム+コインデータへのリンク
600回のプレイ平均倍率は1.445倍。
?%の部分の期待値は44.5%ということになります。
ここで、先ほどの経費である「+Coin」アイテム使用の500コインで赤字にならないためには、1回のプレイでいくらコインを稼げばいいのか計算してみます。
稼げばいいコイン=500÷0.445
上記の計算式から、1回のプレイで1124コインを稼げばプラスマイナス0になるということが分かりました。
つまり、「+Coin」を使用したときの損益分岐点は1124コインということになります。
コインを稼ぎやすいツムを選ぶ
「+Coin」を使用したときの損益分岐点は1124コインということが分かりました。
1回のプレイで1124コイン以上を稼げば、平均でプラスになるということなので、コインを稼ぎやすいツムを考えてみます。
ツムツムにはコイン以外にもスコアという要素がありますので、コインもスコアも稼げるツムを「細マッチョ」、コインは稼げるがスコアがいまいちなツムを「ゴリマッチョ」、コインは稼げないがスコアの高いツムを「激やせ」、コインもスコアも駄目なツムを「メタボ」と分類しようと思いましたが、分類がいまいちしっくりきませんので、やめておきます。
魔法の眼鏡で他のアイテムの損益分岐点を調べる
突然魔法の眼鏡と言われても何のことだか分かりませんが、とにかく損益分岐点の調べ方が分かったので、みんな大好きな「ツムの種類数削除 5⇒4」も併せて使用したときの損益分岐点を調べてみます。
「ツムの種類数削除 5⇒4」は1800コイン、「+Coin」は500コインですから、変動費は2300コインとなります。
稼げばいいコイン=2300÷0.445
上記の計算式から、1回のプレイで5169コインを稼げば、二つのアイテムを使ってもプラスマイナス0になるということが分かりました。
このハードルは高そうです。
僕は諦めることにします。
いくら儲かるかは、案外簡単に分かる
少しややこしい言い方でしたが、ツムツムで効率よくコインを稼ぐにはどうしたらいいのかが分かったと思います。
今回はツムツムの話で例えていましたが、色々とややこしい会社の数字をこれくらい分かりやすく説明している本があります。
「数字」が読めると本当に儲かるんですか? ~数字オンチのための「儲かる会計」が肌感覚でわかる本~
ここで、今回参考にさせていただいた『「数字」が読めると本当に儲かるんですか?』について、触れておきます。
著者について
著者は古屋悟司氏。
略歴
人気の花屋「ゲキハナ」を運営。1973年生まれ
2004年順調だった営業マンを辞め、たった1ヶ月の研修ののち、花屋を開業。
いきなり閑古鳥が鳴くようになり、背水の陣でネット販売に着手。
売上はうなぎ上りになったが、数年後、決算書を見るとずっと赤字だった事に愕然とする。
その後、会計を学んだことをきっかけに、倒産の危機を乗り越え、V字回復に成功。
以降、黒字を継続中。現在はゲキハナの運営に加えて、「黒字会計.jp」のサイト運営や
管理会計ソフトの販売を通じて、小さな会社を中心に「黒字化のノウハウ」を紹介している。
また、企業や地方公共団体、大学での講義などでも、自らの失敗談をもとにした「儲かる会計」を教えている。Amazon.co.jp – 著者についての詳細 より引用
ネットショップ…いわゆるEC業界では有名な人で、「ゲキハナ」の経営者としてはもちろん、セミナー講師としても全国を飛び回っています。
「数字」が読めると本当に儲かるんですか?
この書がどういった内容なのか、もう一度おさらいします。
◎これまで、どの会計の本を読んでも理解できなかった人へ「使える知識」を贈ります!
ずっと赤字体質だったのが、スゴ腕の税理士に教わったとたん、V字回復して黒字が続いているという、
著者の実体験をもとにした超実践的な会計の入門書。・「お金はあとからついてくる」はウソ
・固定費はニートな費用、変動費はストーカー費用
・売上が足りないのが、赤字の原因ではない
・「儲けパワー」が高いほど、会社にお金が残る
・黒字化するには「細マッチョ」の体質になどなど、これまでいろいろな会計の本を読んでも理解できなかった人も、
難しい会計用語を知らなくても、本当に「使える知識」が身につきます!◎多くの失敗を教訓にたどり着いた、黒字が続く「儲かる会計」
脱サラして花屋を開業した著者は、とにかく売上を上げようと必死にがんばったところ、
決算書もまったく読めないながら年商1億円を達成!しかし、「成功者」の仲間入りを果たしたと勘違いして、
調子に乗ってレクサスを買ったり、無計画に人を雇ったり、広告をじゃんじゃん出したりして、お金は使い放題。間違った道を進み続けた結果、売上は上がっても赤字体質から抜け出せず、
ついに会社はいつ潰れてもおかしくない状態になっていきました。そんなか、スゴ腕の税理士から「管理会計」、とくに「限界利益」について学んだことをきっかけに会社を立て直し、
以降、黒字がずっと続くように。そんな著者の多くの失敗からの教訓をもとにしたストーリーを、
人気公認会計士の田中靖浩氏が案内人となって専門知識をフォローしながらナビゲートしていきます。Amazon.co.jp より引用
つまり、経営者向けの会計についてのビジネス書ということになります。
しかしながら本書はビジネス書にありがちな専門用語を並べ立てた平文が続くような読みづらさは一切ありません。
もともと数字に疎かったという著者が、凄腕の税理士さんと出会って少しずつ数字に明るくなっていく…という内容が時系列とともに対話形式で書かれているため、活字が苦手な方でも簡単に読み進めることができるようになっています。
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